VBAは基本構文を習得する
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
さて、生徒様やお問合せを頂くお客様から「VBAはどうやって勉強するのがいいですか?」
と良くご質問を頂きます。
よく耳にするのが、「ネットで似たようなマクロをコピペしています」という話です。
確かにネットで探すと欲しい構文が手に入ります。
しかし、このコピペを繰返しているとVBAを習得する事が出来ません。
では、実際に自分でマクロをかけるようになるために必要な事は何かという事ですが、
「構文を覚えましょう!」という事なんです。
例えば、セルA1を選択する書き方に、Range(“A1”).Selectという書き方と、Cells(1,1).Selectという書き方が
あります。これ同じA1を選択するという意味ですが、どういう時にCellsが便利かという事を理解しておく必要があります。
他にもA1からB3のセルを選択する時に、Range(Range(“A1”),Range(“B3”)).Selectという書き方など
基本を押さえておく必要があります。
基本を繰り返すことで見えてくるもの
基本を繰返し行っていれば必ず、「これ仕事のこの部に使えそう」というものが見えてきます。
これは本当に急がば回れではないのですが、「こんな基本をやっていて仕事の役に立つのかな」と思い、
基礎で挫折したり、すっ飛ばす方がいますが間違いなく「基本が全て」です。
「こんなこと覚えていつになったら使えるようになるのかな」と思いながらも、「基本を徹底する」これが
VBAを習得するうえで非常に重要なことです。
パソコンを習得する上で言えることですが、基本を疎かにすると上達までの道はかなり遠くなります。
今年はVBAを習得するぞ!という方へ
新年の目標を「今年はVBAを習得!」にされている方は、まず、
①セルの範囲の取り方(Range、Cellsをマスター)
②変数の考え方(A=A+1が理解できる)
③オブジェクトとプロパティ、メソッドの基本構文
④ステートメント(For文、IF文など)の基本的な使い方
を3ヶ月の目標に置いてみてはいかがでしょうか。
この4つの基本を徹底する事であなたが作成したいマクロの大部分は出来るはずです。
一足飛びに習得する事は難しいので、まず上記4つを徹底してマスターする事をお勧めします。